情報処理及び演習 ＜水曜４限；Ｔ３クラス（塚田・藤本 担当）＞

11月10日

ファイルとのデータ入出力／テキスト７章（7.2）

前回の演習に引き続き，FORTRANプログラムを作成し，それを実行するまでの基本的な操作について練習します。
なお，演習をはじめる前に，テキスト7.2節について，15分程度講義をします。

また，今日の課題は，２種類ありますので注意してください。

なお，今日の演習は，次のことができるようになることを目的としてします。

• DO文や配列を使ったプログラムを作成すること（テキスト5章，6章（6.1，6.2）に対応）
• プログラム実行時のデータの入出力をファイルから行なう方法（今日の小講義：テキスト7.2節に対応）
• 作成したレポートを添付ファイルとしてメールで提出すること

今日の演習（その1）

• VisualFortranの使い方や印刷の方法は，前回の演習（10月20日）を思い出してください。
  • Visual Fortranによるプログラムの編集と実行の手順は，こちら
  • プログラムと実行結果をレポートにまとめる方法と印刷のしかたは，こちら

• 提出課題（その1）

  • 編集したソースプログラムとその実行結果をレポートにまとめて， 印刷して提出して下さい。
    なお，提出書類には，氏名、ID番号等を必ず記載すること。
    

  • この課題は，今日の出席とは関係ありません。
    なお，この時間内か，次週の講義の時間（11月17日）に提出して下さい（それ以降は受け付けません）。

今日の演習（その2）

• ２次元直交座標系(x,y)で，１０個の点の座標がデータファイルに格納されている。データファイルから座標データを読み込み，その点が，中心が(1,0)，半径が2の円の内部(円周上の点を含む)に存在するか，外部にあるかを判定し，その結果をまとめて別のファイルに書き出すプログラムを作成せよ。
  また，座標(-1,-1),(2,1)および(1,5)の３点で構成される三角形に対しても，同様の 判定プログラムを作成せよ。

  座標データ(x,y)
  0.0 0.0
  1.0 -1.0
  1.0 2.0
  4.0 6.0
  0.5 1.5
  -0.5 3.5
  3.0 4.0
  2.2 0.5
  1.5 0.0
  1.0 5.0

• 演習についての説明

  ファイルとの間でのデータの入出力は，演習前の講義で説明しますが，テキストの7.2節（86〜89ページ）をみればわかるはずです。以下では，この演習を行うにあたっての留意点を，簡単に説明します。
  • 入力用のデータファイルは，上のデータ部分をコピーして，ワードパッドなどに貼付け，適当な名前をつけて保存して下さい。
    ただし，テキスト形式として保存してください（リッチテキストなどはだめ）。詳しくは，こちら。

  • FORTRANにおけるファイル入出力は，OPEN文で，対応するファイルを任意の装置番号に割り当てておいて，その装置番号に対するREAD文やWRITE文によって行います。

    • ﾌﾟﾛｸﾞﾗﾑ中には，OPEN(8,FILE='inputdata.txt')　などと記述する。
    • VisualFortran上で実行している場合，対象となるファイルは，特別に指定しない限り，各自のﾎｰﾑﾃﾞｨﾚｸﾄﾘ（M:ﾄﾞﾗｲﾌﾞ）に，存在するものとして，また，存在しなければ，自動的にそこに確保されます。

  • OPEN文などをつかわないで，ﾌﾟﾛｸﾞﾗﾑは従来のまま（キーボードから入力，ディスプレイへ出力）にしておいて，その入出力先をファイル等に振り変える方法，「入出力のリダイレクション」（ﾃｷｽﾄ p.89）という手もあります。
    • だだし，そのことの実行は，VisualFortranの中ではなく，DOSプロンプト上で行うことになります。
      　　（　ｽﾀｰﾄ＞ﾌﾟﾛｸﾞﾗﾑ＞ｱｸｾｻﾘ＞ｺﾏﾝﾄﾞﾌﾟﾛﾝﾌﾟﾄ　で開かれるDOS窓の中で実行　）
    • VisualFortran上で作成した実行形式ファイル（名前がkadai1.exeだったとする）は，ﾎｰﾑﾃﾞｨﾚｸﾄﾘの一番表（M:\）にあるのではなく，Debugというﾌｫﾙﾀﾞ（M:\Debug\）の中にあるので，その実行形式ファイルを表に移すか，あるいは，データの方を\Debugの中に移して，つぎのようなｺﾏﾝﾄﾞ入力で，実行できます。
      　　M:\>cd Debug
      　　M:\Debug> kadai1 < inputdata.txt > outputdata.txt
      
    • 上の例では，対象となるファイルは，M:\Debugのなかに存在するものとして，また，存在しなければ，自動的にそこに確保されます。

• 提出課題（その2）

  • 編集したプログラムと入力データ，出力結果を連結して１つのファイルにしてメールの添付ファイルで提出しなさい。
    • 提出先は：　takuya.a@t23x0088.mbox.media.kyoto-u.ac.jp （TA有本君）

    • なお，メールの使い方がわからないときは，メディアセンターの解説を見てください。

  • 今日の時間中にプログラムが完成しなくても，なにかメールを上記アドレスに送ってください。（そうでないと今日の出席はありません）
    なお，完全版を12月01日の演習時間までに，メール提出しておいてください。
    （それ以降のメールは受け付けません）

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