引き続き,FORTRANプログラムを作成し,それを実行するまでの操作について練習しますが,今週は特に,コンピュータで計算した結果をグラフ化することについて実習します。
対象は,6章の問題(6-1と6-4)であり,グラフ化には,Microsoft Excel を使用します。
また,今日の課題も,2種類ありますので注意してください。
プログラムの骨子はすでに考えてきたことと思いますが,計算結果をグラフ化するためには,まず,その結果をファイルに書き出しておくことが必要です。
それぞれの問題について,次のような計算結果がファイルに出力されるよう,プログラムを加筆・修正しなさい。
<等高線図>
いま,温度 T(x,t) の2次元分布を3次元等高線図として描くことを考えます。
各ステップごとに,時間とともに,各位置の温度がファイル(temp.txt)に出力されるようにしなさい。
参考: write(8,'(42F7.3)') i*dt,a ! 座標軸のため,時間も書き出しておく
<ヒストグラム>
問題にあるとおり,区間(0,1)を20等分した部分区間 i を用意して,x がそれらの部分区間内に落ちる頻度 N(i) を,ヒストグラムとして図に書くことを考えます。適当な回数繰り返した後の各区間の頻度値 N(i) を,ファイル(freq.txt)に書き出すようにしなさい。軸を描くために x の区間の数値も書き出すようにした方が良いでしょう。
参考: REAL :: s(20)=(/(n*0.05,n=1,20)/) ! ヒストグラムの区間の値を用意しておく
WRITE(8,'(20F7.2,/,20I5)') s,k ! ヒストグラム用
<波形グラフ> また,初期値から次々と変化して x の値(数列 x(n))を,波形として表すことも考えます。写像の繰り返しごとに,x の値を,ファイル(series.txt)に書き出すようにしなさい。
Microsoft Excelを起動して,計算結果のデータファイルを開いて,グラフを作成してください。